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【ツクールMZ】 レベルアップや戦闘終了後に味方回復する処理を作れるプラグイン | 全回復(Recover.js)の紹介

RPGには戦闘終了後にHPが回復したり、レベルアップすると全回復するような処理が走るRPGがあります。RPGツクールの標準機能を使ってランダムエンカウントでゲームを作る場合、こういった処理を入れるのは少し大変です。しかし、プラグインを導入すれば手軽に作成できます。

今回はよくRPGで回復処理が入るタイミングで回復処理を入れることができる「全回復(Recover.js)」の紹介をしていきます。

全回復(Recover.js)でこんなことが狙えるかも!

  • ダンジョン攻略中にレベルアップ時を前提で戦略を立てられるようになる
  • ピンチ時にレベルアップ回復で大逆転!エモい!
  • 戦闘終了後HPだけ全回復!ゲームのテンポが上がるかも

なお、本紹介はVer1.0.2での主な機能の解説になります。

全回復(Recover.js)の概要


全回復(Recover.js)は以下タイミングで回復の処理を自動で入れることができるプラグインです。

全回復(Recover.js)で回復処理を入れることができるタイミング

  • 戦闘開始
  • 戦闘終了
  • レベルアップ
  • 職業の変更

上記タイミングに対して、「HP」「MP」「TP」「ステート」を回復することができ、特定の項目のみ回復するような処理も作成できます。

全回復(Recover.js)の動画解説


具体的にどんなシステムになるのか。導入したゲームのイメージと、使い方を解説した動画をアップしております。

本記事は動画で紹介していることと重複しております。記事もしくは動画見やすいもので導入検討して頂ければ幸いです。

全回復(Recover.js)の導入方法


全回復(Recover.js)の動かし方を紹介していきます。

全回復(Recover.js)を使うプロジェクトに入れよう


まずは全回復(Recover.js)のプラグインをダウンロードしましょう。下記リンクがプラグインを配布している作者様のサイトです。

リンク:pota-gon/RPGMakerMZ Wiki · GitHub

上記リンク先より、システム項目を選ぶと、全回復という項目があります。ダウンロード(Recover.js)を押してプラグインデータにアクセスし、右クリック→名前をつけて保存してパソコン上に保存しましょう。

保存したプラグインは、システムを導入するゲームのプロジェクトに入れて有効化する必要があります。各プロジェクトでプラグインを導入する共通手順方法は下記記事で紹介しています。

Recover.jsをプラグインリストに追加

プラグインリストに「全回復(Recover.js)」が追加できれば準備完了です。

回復するタイミングを決めよう


今回のプラグインは、プラグイン管理画面でほとんどの設定が可能です。プラグインリストより、「Recover」を選びましょう。

Recover.jsのパラメータ

右側のパラメータの「全回復(●●)」と書かれた項目(例えば「全回復(戦闘開始)」や「全回復(戦闘終了)」)に注目します。最初はFalseになっています。

Recover.jsの全回復パラメータ

この「全回復(●●)」の項目をクリックし、パラメータを回復する(true)に変えれば、●●で設定されているタイミングで回復処理が入るようになります。例えば、「全回復(戦闘終了時)」を選び、回復する(true)にすれば、戦闘終了時に回復の処理が入るようになります。

回復する項目を決めよう


「全回復(●●)」の下に、それぞれ「HP全回復」「MP全回復」「TP全回復」「ステート解除可否」があります。初期値は「true」ですが、全回復(●●)がtrueであるとき、この「HP全回復」などがtrueのものだけ、そのタイミングで回復するようになります。

Recover.jsで回復する項目を決める

例えば上記画像は全回復(戦闘開始時)にtrueが入っています。その下、HP全回復はtrue、MP全回復/TP全回復/ステート解除可否はFalseです。つまり、この設定であれば「戦闘開始時に回復の処理が入り、回復の内容はHP全回復だけ」という意味になります。

特定のタイミングだけ回復処理をする、もしくは禁止したい場合


「全回復(●●)有効スイッチ」でスイッチを設定すると、その番号のスイッチがONのときだけ回復処理が有効になります。

Recover.jsでスイッチを設定

例えば、城を脱出するイベント時のみ回復処理を外したい場合。ゲーム開始時にこの項目で設定したスイッチをONにし、回復処理を有効化にします。そして、城脱出のイベントが始まったときに、このスイッチをOFFにします。OFFにした時点から、回復の処理は実行されません。城脱出イベントが終わったらスイッチを再びONにすれば、城脱出イベント時だけ回復処理が実行されないように見せることができます。

イベントコマンド「全回復」でTPの回復を入れる


パラメータにはイベントコマンド「全回復」にTPの回復も組み込むような事ができるようになる項目も用意されています。

全回復(Recover.js)のまとめ


全回復(Recover.js)のまとめです。

全回復(Recover.js)のポイント

  • 戦闘開始時/終了時/レベルアップ時/職業変更時に全回復処理を入れられる
  • 全回復項目はHP/MP/TP/ステート、各タイミングごとに決められる
  • パラメータで設定可能
  • スイッチを使えば特定のタイミングだけ回復を実行/禁止も設定できる
  • イベントコマンド「全回復」にTP回復を加味する拡張項目もあり

全回復処理を特定のタイミングで、手軽に入れたい方には良いプラグインだと思います。ロマサガシリーズのように、MPなど技を使う項目だけ回復しないようなことで、しっかりとHP回復の恩恵を組み込んでいるゲームもあります。テンポよいRPGを作るときには、役立つプラグインかも知れません。

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